今、売場で一番困っていることは何ですか?|店舗ディスプレイ・VMD
いよいよ、年末年始の準備やどのようにしていけばいいかの準備を始める時期ですネ。
「商品をきれいに並べているのに、なかなか手に取ってもらえない」
「商品数はたくさんあるのに、売場がなんとなく魅力的に見えない」
そんな悩みはありませんか?
実は、商品はただきれいに並べれば売れる、というわけではありません。
大切なのは、
「見つけやすい」
「わかりやすい」
「手に取りやすい」
売場をつくること。
今回は、今日から取り入れられる「陳列のコツ」をご紹介します。
① 一番見てほしい商品を決める

最初に考えたいのは、
「今、一番売りたい商品は何?」
ということです。
すべての商品を同じように並べてしまうと、どれが大切なのかがお客様に伝わりません。
新商品、季節商品、人気商品、お店のおすすめ商品など、まずは主役を決めましょう。
主役が決まると、売場にメリハリが生まれます。
「これがおすすめなんだ」
と、お客様がひと目で気づける売場を目指します。
② 商品を「かたまり」で見せる

商品を一つずつバラバラに見せるより、関連する商品をまとめることで、売場はぐっと見やすくなります。
たとえば、
・同じ種類でまとめる
・色でまとめる
・用途でまとめる
・価格帯でまとめる
・一緒に使う商品をまとめる
など。
これをグルーピングといいます。
「何の商品なのか」がすぐにわかると、お客様も選びやすくなります。
さらに関連商品を一緒に見せれば、
「これとこれを組み合わせたら素敵」
という新しい発見にもつながります。
③ 高さを変えて、目線をつくる

商品をすべて同じ高さに並べていませんか?
同じ高さの商品がずっと続くと、売場が単調に見えてしまいます。
ディスプレイ台や什器などを使って高低差をつけると、自然に視線が動きます。
特におすすめしたい商品は、お客様の目に入りやすい高さを意識しましょう。
ただし、高低差をつけすぎると逆に見づらくなります。
大切なのは、
「どこを最初に見てほしいか」
を決めることです。
④ 「余白」をつくる

商品をたくさん見せたいからと、棚いっぱいに並べてしまうことがあります。
でも、商品が多すぎると一つひとつの魅力が伝わりにくくなります。
そこで大切なのが余白です。
商品と商品の間に適度な空間をつくることで、主役の商品が引き立ち、売場もすっきり見えます。
高級感や上質感を出したい売場では、特に余白が重要です。
「置けるだけ置く」から「魅力が伝わる量を置く」へ。
陳列の考え方を少し変えてみましょう。
⑤ 手に取りやすさを確認する

見た目がきれいでも、商品を取りにくければ「買いやすい売場」にはなりません。
商品を取ったらディスプレイが崩れてしまう。
奥の商品が取りにくい。
POPが邪魔になっている。
商品を戻す場所がわかりにくい。
こうした小さなストレスがお客様の「手に取ってみよう」という気持ちを止めてしまうことがあります。
陳列が完成したら、実際に自分で商品を手に取ってみましょう。
「お客様だったら取りやすいかな?」
この視点がとても大切です。
⑥ ときどき「引いて見る」

売場をつくっていると、どうしても商品一つひとつに目が向きます。
完成したら、少し離れた場所から売場全体を見てみましょう。
何が一番最初に目に入りますか?
おすすめ商品はわかりますか?
商品が多すぎませんか?
色がバラバラになっていませんか?
離れて見ることで、売場に立っていると気づかなかったことが見えてきます。
できれば、お客様が入ってくる入口から見るのがおすすめです。
「並べる」から「選びやすくする」へ
陳列は、商品をきれいに並べることが目的ではありません。
大切なのは、
お客様が商品を見つけ、興味を持ち、自然に手を伸ばせること。
そのためには、
主役を決める
↓
まとめる
↓
高さをつける
↓
余白をつくる
↓
手に取りやすくする
という流れで考えてみましょう。
売場を大きく変えなくても、商品の置き方を少し変えるだけで印象は変わります。
まずは今日、売場の商品をひとつ選んで、
「この商品の魅力が、一番伝わる置き方は?」
と考えてみてください。
そこから、手に取りたくなる売場づくりが始まります。
どのようにしたらいいのかわからなくなったり、売り場づくりで悩んだら気軽にご相談ください。
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